顔にできた1ミリ程度のできものが気になっている方へ、今回はそのできものがニキビかイボか、どちらなのかについて詳しく解説します。ニキビとイボは見た目が似ていることもありますが、原因や治療方法に大きな違いがあります。
1. ニキビとは?
ニキビは、皮脂腺が過剰に分泌された油分が毛穴を塞ぎ、細菌が繁殖することで炎症が起きる症状です。通常、ニキビは顔、背中、胸部などに発生し、白ニキビ、黒ニキビ、膿ニキビなどの種類があります。
ニキビの特徴としては、赤く腫れ上がったり、膿がたまって膨らんだりすることが挙げられます。早期に適切なケアを行うことで、炎症を抑えることができます。
2. イボとは?
一方、イボは皮膚にできる良性の腫瘍で、ヒトパピローマウイルス(HPV)によって引き起こされることが多いです。イボは、通常は硬くて、表面がざらざらしており、色は周囲の肌と同じか、少し暗いことがあります。
イボは感染症であるため、直接触れることで他の部位に広がることがあります。見た目はニキビとは異なり、膿や赤みを伴うことは少なく、時間が経つにつれて硬くなります。
3. ニキビとイボの見分け方
顔にできた小さなできものがニキビかイボかを見分けるためのポイントは以下の通りです。
- ニキビ:赤く腫れたり膿がたまったりする。圧力をかけると痛みがある。
- イボ:硬く、表面がざらざらしている。周囲の肌よりも色が異なる場合がある。
もしできものが膿を持っていない、硬くて色が異なる場合はイボである可能性が高いです。また、イボは時間が経つと広がることがあるので、気になる場合は早期に治療を検討しましょう。
4. ニキビやイボの治療方法
ニキビの場合、洗顔や専用の治療薬を使うことで改善が期待できます。市販薬やクリニックでの治療が一般的です。また、乾燥を防ぐために保湿をしっかり行うことも大切です。
イボの場合、治療方法としては冷凍療法やレーザー治療が行われます。イボが大きくなる前に、早期に治療を始めることで、簡単に取り除くことができます。
まとめ
顔にできた1ミリ程度のできものがニキビかイボか判断がつかない場合、早めに皮膚科を受診して、適切な治療方法を見つけることが重要です。ニキビは適切なケアで改善が可能ですが、イボは時間とともに広がることがあるため、早期の治療が大切です。自分で判断せず、専門医の診断を受けることをおすすめします。


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