双極性障害(躁鬱)は、気分の浮き沈みが激しく、日常生活に支障をきたすことがある精神疾患です。特に高校生の時期は心身の成長とともに、感情の起伏が大きくなることがあり、双極性障害の症状が顕著に現れることがあります。本記事では、双極性障害の症状やその対処法、心療内科への通院について解説します。
双極性障害とは?
双極性障害は、躁(興奮状態)と鬱(抑うつ状態)の二つの極端な気分の変化を繰り返す精神疾患です。躁状態では、極端な自信過剰や過度の活動、睡眠不足、衝動的な行動などが見られます。一方、鬱状態では、エネルギーの低下、無力感、興味喪失、過度の疲労、自己嫌悪などが特徴です。
高校生の時期は、成長過程や思春期特有のホルモンの影響を受け、感情的な浮き沈みが強くなることがあります。しかし、双極性障害の症状が続いたり、生活に支障をきたしたりする場合は、専門的な治療が必要です。
双極性障害の症状について
質問者様が述べられているように、躁状態では自信過剰やテンションの高さ、予定を詰め込みすぎることがあります。このような症状は、双極性障害に典型的な症状です。しかし、鬱状態になると、ベッドから出ることができず、興味のあることでも無力感を感じ、涙が止まらないこともあります。これらの症状は、双極性障害が進行することで日常生活に深刻な影響を及ぼすことがあります。
また、自傷行為に関する記述もありますが、これは深刻な心理的なサインであり、早急な対応が必要です。自傷行為は自己表現の一つとして行われることもありますが、根本的な治療がなければ症状が悪化する可能性が高いため、専門的な医療機関での相談が強く推奨されます。
心療内科に行くべきか?
心療内科や精神科は、双極性障害を診断し、治療する専門の医療機関です。質問者様のように、躁と鬱を繰り返す症状がある場合、早期に専門の医師に相談することが非常に重要です。治療は薬物療法と心理療法が主で、症状を管理するために医師と密に連携することが必要です。
心療内科に一人で通院することについてですが、未成年の方でも心療内科に一人で通院することは可能です。ただし、初めての通院の場合は、親の同意が求められることがありますので、事前に確認しておくことをお勧めします。
治療と生活の改善方法
双極性障害の治療において最も重要なのは、規則正しい生活を送ることです。睡眠、食事、運動など、基本的な生活習慣を整えることが症状の改善に大きく寄与します。また、薬物療法を適切に行い、医師の指導を受けながら症状を管理することが大切です。
ストレスを減らすことも重要で、リラクゼーションの時間を持つことや、気持ちを整理するための方法を見つけることが有効です。家族や友人とコミュニケーションをとることで、サポートを受けることも症状の改善に繋がります。
まとめ
双極性障害は、適切な治療とサポートを受けることで症状をコントロールし、充実した生活を送ることが可能です。自傷行為や感情の浮き沈みが続く場合は、早急に専門の医師に相談することが大切です。医師とともに治療を進めながら、日々の生活を改善していきましょう。


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