ダイレクトボンディングで歯の隙間(正中離開)を治療した経験がある場合、その後のケアで新しい歯科医にどのように伝えるべきか悩む方も多いでしょう。特に、歯石取りやクリーニングなどで治療箇所に影響が出るのではないかと心配になることもあります。ここでは、ダイレクトボンディング治療後の注意点や歯科医への伝え方について解説します。
ダイレクトボンディング治療とは
ダイレクトボンディングとは、歯の隙間や欠けた部分を歯科用樹脂で補修する治療方法です。この治療は自然な見た目を保ちつつ、簡単に行える点が特徴です。しかし、通常の歯に比べて衝撃に弱いため、日常的なケアや歯科でのメンテナンス時には注意が必要です。
治療歴を歯科医に事前申告すべき理由
ダイレクトボンディングの治療歴は、次回以降の歯科治療を安全に行うために非常に重要な情報です。歯科医が治療歴を知らずに歯石取りなどで機械を使用すると、樹脂部分にダメージが生じる可能性があります。こうしたリスクを避けるためにも、必ず事前に治療歴を伝えることをおすすめします。
レントゲンでは見えにくいダイレクトボンディング
ダイレクトボンディングで使用される材料は、レントゲンでは通常の歯と区別がつきにくいことがあります。そのため、レントゲンだけではボンディングの存在を確認できないことが多いです。新しい歯科医がレントゲンを撮ってもダイレクトボンディング箇所を特定できない場合があるので、あらかじめ口頭で説明しておくと安心です。
治療箇所への影響を避けるための対策
クリーニングや歯石除去時にダイレクトボンディングが欠けてしまうのを防ぐためには、歯科医に細心の注意を払ってもらうことが大切です。特に、硬い器具での処置や強い研磨剤の使用は避けてもらうと良いでしょう。事前に相談してから、やさしい処置でのクリーニングを依頼することをおすすめします。
まとめ:安心して通院するために
ダイレクトボンディングで正中離開を直した場合、新しい歯科医には必ずその治療歴を申告するようにしましょう。こうすることで、クリーニングや他の処置で不測のダメージを避けることができます。今後も安心して通院し、長期的に歯をきれいに保つためのケアを続けましょう。
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