中学生の息子さんがオルソケラトロジーを使用し、近視の進行を抑制しているものの、角膜に傷がつくことが増えてきたとのこと。近視の進行や治療法の選択について、どのように考えるべきかを詳しく解説します。
オルソケラトロジーの効果と限界
オルソケラトロジーは、寝ている間に特殊なハードコンタクトレンズを装着し、角膜の形状を一時的に変化させることで、日中は裸眼で過ごせる視力を得る治療法です。多くの研究により、オルソケラトロジーが近視の進行を30〜60%抑制する効果があることが示されています。特に学童期から始めた場合、効果が出やすいと報告されています。
角膜の傷とその対策
角膜に傷がつくことが増えてきた場合、まずは眼科医に相談し、レンズの適合状態や装用方法を再評価することが重要です。傷がつく原因としては、レンズの汚れや乾燥、装着時間の長さなどが考えられます。眼科医の指導のもと、レンズのケア方法や装用時間の調整を行うことで、傷の予防が可能です。
近視の進行と将来の視力
近視の進行速度は個人差がありますが、オルソケラトロジーを継続的に行うことで、進行を抑制することができます。将来的に視力が悪化するリスクを減らすためにも、定期的な眼科での検査と適切な治療が重要です。
治療法の選択肢
オルソケラトロジーに加えて、低濃度アトロピン点眼(マイオピン)や多焦点ソフトコンタクトレンズなど、近視進行を抑制する他の治療法もあります。これらの治療法は、オルソケラトロジーと併用することで、より高い効果が期待できます。眼科医と相談し、息子さんの状態に最適な治療法を選択することが大切です。
まとめ
オルソケラトロジーは、近視の進行を抑制する効果的な治療法ですが、角膜に傷がつくことが増えてきた場合は、眼科医に相談し、適切な対策を講じることが必要です。また、他の治療法との併用も検討し、息子さんの将来の視力を守るために最適な治療法を選択してください。


コメント