こめかみや頬に現れる小さなニキビのようなものは、実はニキビとは異なるものかもしれません。黄色いコロコロとした粒が出てくる場合、これが示す可能性がある原因と、その対策について解説します。
黄色いコロコロが出てくる原因とは?
黄色い粒が出る原因として考えられるのは、角栓や粉瘤(ふんりゅう)です。角栓は、皮脂や古い角質が毛穴に詰まって固まり、膿状のものが出てくる現象です。また、粉瘤は皮膚下に袋状の腫瘍ができ、膿が溜まることがあります。
どちらの場合も、膿や皮脂が詰まったものが毛穴から押し出されることで、黄色い粒が見えることがあります。これらの症状は一見するとニキビと似ていますが、ニキビとは原因や治療法が異なります。
ニキビとの違い
ニキビは、毛穴が皮脂で塞がれて細菌が繁殖することで炎症を引き起こします。ニキビが膿を持つことはありますが、ニキビと異なり、黄色い粒がしばしば「コロコロ」として現れる場合は、角栓や粉瘤が関与している可能性が高いです。
ニキビは通常、顔のTゾーン(額、鼻、顎)に多く発生しますが、角栓や粉瘤はこめかみや頬、耳の後ろなどにも現れることがあります。
対策と治療法
黄色い粒が出てくる症状の対策としては、まずは適切な洗顔と毛穴のケアが大切です。毎日の洗顔で皮脂を過剰に溜めないようにし、毛穴を清潔に保つことが予防になります。また、角栓が詰まるのを防ぐために、角質ケアを取り入れることが有効です。
もし、膿を含んだ硬い粒が繰り返し現れる場合や、大きくなった場合は、皮膚科での診察を受けることをおすすめします。粉瘤の場合は、手術で取り除くことが一般的な治療法となります。
自己処理の注意点
黄色い粒を無理に押し出したり、爪で引っ掻いたりすることは避けましょう。自己処理を行うと、感染を引き起こす可能性があり、症状が悪化することがあります。膿を出したり、触ったりする前に、皮膚科での診断を受けることが重要です。
まとめ
こめかみや頬に現れる黄色いコロコロとした粒は、ニキビや角栓、粉瘤などが原因である可能性があります。予防には、定期的な洗顔と毛穴ケアが有効です。もし症状が続く、または膿が溜まるような場合は、皮膚科で診察を受けて、適切な治療を受けることが大切です。
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