親知らずと12歳臼歯の違いとその後の対策について

デンタルケア

「奥歯の奥に歯が生えてきた」という症状に関して、親知らずか12歳臼歯かの区別が難しい場合があります。実際、どちらの歯が生えてきたのか、またその後の処置について解説します。

1. 親知らずと12歳臼歯の違いとは?

親知らずは、通常18歳前後に生えてくる最後の奥歯で、上の歯でも下の歯でも生える位置は同じです。一方、12歳臼歯は、通常12歳前後に生える2番目の大きな奥歯です。12歳臼歯は、すでに他の歯が生えた後に位置が決まり、あまりスペースを必要としません。もし、生えてきた歯が親知らずなら、通常18歳以上での生え始めですが、12歳臼歯の場合は10歳から13歳の間に生えてきます。

このように、親知らずと12歳臼歯は生えるタイミングが異なります。ですが、どちらも奥歯の奥に生えるため、混乱することがあります。

2. 親知らずや12歳臼歯が生える場所

質問者の場合、「上の歯の両側」という記述があり、もしまだ奥歯が抜けていないのであれば、12歳臼歯が生えてきた可能性が高いでしょう。親知らずは、すでに生えている奥歯のさらに奥、つまり奥の奥に生えてくるため、まだ他の歯が抜けていない段階では考えにくいです。

したがって、現状の歯の並びや生え方を踏まえると、12歳臼歯が生えてきた可能性が高いと考えられます。

3. 親知らずや12歳臼歯が生えてきた場合の対応

親知らずが生えてくるとき、または12歳臼歯が生えてくる場合、特に場所が奥歯の奥である場合、周りの歯とのスペースが狭くなりやすいため、歯医者での確認が重要です。場合によっては、歯が生えにくかったり、痛みや腫れを伴うこともあります。

また、12歳臼歯が生えることで、周囲の歯が少しずつ押し出されて位置がずれることもあるため、歯列矯正が必要な場合もあります。適切な処置を受けることをおすすめします。

4. 奥歯やその前の歯を抜くべきか?

「奥歯や前の歯を抜かなければならないか?」という質問については、必ずしも抜歯が必要ではありません。歯が生えてきた際に、他の歯に影響を与えるような場合には抜歯が必要になることもありますが、歯科医が評価した後に、適切な処置を施すことが望ましいです。

歯科でのレントゲン撮影などを通じて、歯の生え方や歯並びに問題がないか確認し、必要に応じて矯正治療や抜歯が提案されることがあります。まずは歯科医に相談し、専門的なアドバイスを受けましょう。

5. まとめ

親知らずと12歳臼歯は生えるタイミングや位置に違いがありますが、いずれも生える場所が奥歯の奥という点では共通しています。自分の歯の状態に不安がある場合は、早期に歯科を受診し、適切な治療を受けることが大切です。また、抜歯が必要かどうかも歯科医師に相談し、専門的な判断を仰ぎましょう。

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