耳の中に水が入った後の痛み、病院に行くべきか？

耳の病気

2025.09.04

プールに入った後、耳の中に水が入ってしまい、その後、耳掃除をした際に激しい痛みを感じた場合、どのように対処すべきか、そして病院に行くべきかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、耳の痛みの原因とその対処法について解説します。

耳の中の水分が残ることで起こる問題

プールなどで耳の中に水が入ることはよくありますが、その水分が残ると耳に不快感を感じることがあります。これが長時間続くと、外耳道に炎症を引き起こすことがあり、これを「水泳耳」と呼びます。

水泳耳は細菌感染が原因で、耳が痛くなることがあります。痛みを伴う場合は、早めに対処することが重要です。

耳掃除をした際に痛みが生じた場合、耳の中に残っていた水分が感染を引き起こし、炎症が起きている可能性があります。また、耳掃除によって耳の内側を傷つけてしまったことが原因で痛みを感じることもあります。

耳の痛みがひどくなる前に、早めに耳鼻科に相談することをおすすめします。

もし痛みが続いている場合や、発熱、耳漏（耳から液体が出る）、聴力に異常がある場合は、すぐに耳鼻科を受診するべきです。早期に治療を行うことで、感染が広がるのを防ぐことができます。

ただし、痛みが軽度であり、水が自然に抜ける場合もあるため、まずは様子を見ても良いでしょう。しかし、何日経っても症状が改善しない場合は、必ず医師に相談することをお勧めします。

耳の中の水分を取るためには、頭を傾けて耳を軽く叩く方法が効果的です。また、市販の耳掃除用の液体や耳洗浄液を使うことで、耳内の水分を取り除くことができます。

普段から耳掃除を行う際には、耳の奥を強く掃除しないように気をつけ、耳に傷をつけないようにしましょう。また、プールに入った後は耳をしっかりと乾かし、定期的に耳の健康チェックを行うことが予防につながります。

耳の中に水が入った後に痛みを感じた場合、放置せずに適切に対処することが大切です。軽度な痛みの場合は様子を見ても良いですが、痛みが続く場合や他の症状が現れる場合は、早めに耳鼻科で診てもらうことをおすすめします。