「いちご鼻が改善されたのに、今度はニキビができてしまった…」そんなお悩み、実は混合肌の方にとっては少なくありません。毛穴汚れに効くアイテムが、実はニキビを引き起こす原因になっていることもあるのです。この記事では、混合肌特有のスキンケアの落とし穴や、ニキビを防ぐために見直すべきポイントを詳しく解説します。
いちご鼻と黄ニキビ、原因は同じ「毛穴詰まり」でも対処法が違う
いちご鼻の正体は、主に酸化した角栓や皮脂汚れです。一方で黄ニキビ(膿ニキビ)は、毛穴に詰まった皮脂にアクネ菌が繁殖することで炎症が起こった状態。
ビオレなどの洗浄力が高いクレンジング・洗顔料は、いちご鼻のような皮脂汚れには効果的ですが、過剰に皮脂を取り除くと、逆に肌が皮脂を過剰分泌しやすくなり、ニキビができる原因になることもあります。
混合肌に多い「インナードライ」の落とし穴
「Tゾーンはテカるのに、頬や口周りは乾燥する…」というのが混合肌の特徴。そのため、皮脂を取り除くことに集中しすぎると、肌のバリア機能が乱れ、乾燥が進行し、肌トラブルの悪循環に。
特にクレンジングと洗顔が一緒になっているタイプは便利ですが、肌に必要な皮脂まで落としてしまう場合があるので、混合肌には少し刺激が強い可能性があります。
洗顔後の保湿が不足していませんか?
洗顔やクレンジングの後に保湿が不十分だと、肌は「乾燥している」と判断し、皮脂分泌を活性化させます。これが毛穴詰まりを招き、ニキビの原因となることも。
おすすめの保湿ケア:
- 導入化粧水でブースト → セラミド系化粧水 → 乳液やクリームでフタをする
- 皮脂が気になる部分には、ジェル系の保湿剤を使用してベタつき防止
洗顔アイテムを変えるときの注意点
スキンケア製品の変更によって肌に変化が出るのはよくあることですが、変更から2〜3週間以内にニキビが増えた場合は、そのアイテムが肌に合っていない可能性があります。
特に黄ニキビができやすくなったなら、次のような成分を見直すとよいでしょう。
- 刺激の強い界面活性剤(ラウレス硫酸Naなど)
- アルコール成分(エタノールなど)が上位にある
- オイルやシリコンが多く含まれている(毛穴に残りやすい)
おすすめの洗顔とケア方法(混合肌向け)
混合肌・いちご鼻・ニキビを同時にケアするためには、以下のようなステップが有効です。
- 朝:ぬるま湯洗顔または低刺激洗顔料
- 夜:ポイントメイクのみクレンジング → 肌に合ったアミノ酸系洗顔料で洗顔
- 洗顔後すぐに保湿(できれば3分以内)
また、週1〜2回のクレイパックや酵素洗顔も角栓ケアには効果的ですが、やりすぎると逆に乾燥しやすくなるため注意が必要です。
まとめ:バランスのとれたケアでいちご鼻もニキビも防ぐ
いちご鼻の改善と同時にニキビが増えてしまうのは、スキンケアの“落とし穴”に気づくチャンスです。洗浄力の強すぎるアイテムを見直し、保湿の質を高めることで、肌は徐々に安定していきます。
自分の肌に合ったスキンケアを見つけるのは簡単ではありませんが、成分表示や使用後の肌の反応に注意しながら、丁寧に向き合っていきましょう。
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